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日本人ヴィーガンの日々の記録や、ビーガンに関する情報を発信します。動物は食べる物ではなく、共生するものだと気が付きました。お役立ちできる情報を学びながら発信できればと思っています。

【インフォグラフィックス】捨てられるペットの現状。理不尽で身勝手な理由で捨てられる犬や猫達の運命。日米のデータ。世界の現状を調べてみた。

理不尽で身勝手な理由で捨てられる犬や猫達の運命。インフォグラフィックス

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 昨日の投稿では、ファッションの犠牲になる動物達やヴィーガンの洋服や装飾品の選択について書きました。僕が衝撃(同時に恥ずかしくなりました)を受けたドキュメンタリー作品『Earthlings』では、5つのパートに渡って人間の動物の扱いを取り上げています。それは、「ペット」「食べ物」「ファッション」「娯楽」「科学」の5つです。

本日は、このうち「ペット」についてです。個人的な話になりますが、猫を18年間飼っていました。幼い頃に公園で遊んでいて、そのまま家までついて来た、野良猫の彼にエサをやるうちに、一緒に暮らすようになりました。病気を乗り越え最後は衰弱により亡くなりました。上のインフォグラフィックスに書いた、ペットが捨てられる主な理由がどうしても許せません。少し感情的な文章になる可能性があることをお許しください。

Earthlingsで取り上げられた捨てられたペット達の残酷な運命

『Earthlings』で僕が見た映像を共有したく、スクリーンショットを何枚か公開させてください。この作品は映像だけで内容がわかるほど、悲しい映像で溢れています。

EARTHLINGS — nationearth.com 

 

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保護された動物達が狭いケージに収容されています

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これは、捨てられた野良犬です。ゴミ収集車が近づいてきて

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投げられ

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ゴミと一緒に回収されてしまいます

数字で見る、捨てられた日米のペットの運命

捨てられたペットの運命。日本の場合。

環境省の調べによると、平成20年度に全国の自治体で捕獲・収容されたペットの数は315,107頭、そのうち犬が84,045頭、猫が204,050頭、計287,095頭(殺処分率:91%)が殺処分され、42,161頭が譲渡されたとのことです。その後、精力的に活動する団体の努力や反対によって動かされた自治体の方針変更などにより、殺処分されるペットの数は減っている傾向にあります。平成27年では捕獲・収容:136,724頭殺処分:82,902頭(殺処分率:60%)、譲渡:39,109頭と、数、率ともに大きく減っています。

 

【収容数の推移】画像:環境省HP

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【殺処分数の推移】画像:環境省HP

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ちなみに殺処分方法の方法は二酸化炭素注入法と呼ばれ、安楽死と認められる方法ではりあるそうですが、本当にそうなのか議論があるそうです。

参考:日本のイヌネコ殺処分の現状 いのちの学校 いぬねこ係

 

都道府県別にみると、確かな違いが確認でき、西日本において、捕獲・収容数及び殺処分率が高い地域が多い傾向がありました。この傾向は数年に渡って続いているそうです。

参考:都道府県、指定都市等における捕獲数及び殺処分数

【捕獲・収容・殺処分数が多い都道府県】 ※筆者抽出 

沖縄県:2,956/3,885
長崎県:3,110/3,692
熊本県:1,954/3,503
香川県:3,010/3,539
山口県:3,093/3,553
千葉県:1,269/3,448
茨城県:3,450/4,683

数字は殺処分数/捕獲・収容数

 

少ない都道府県では、既にゼロを達成したとの発表があった神奈川県と、岡山県が群を抜いています。

参考:「殺処分」ゼロを目指して 様々な取り組み|日テレNEWS24

捨てられたペットの運命。アメリカの場合。

以下はアメリカのASPCA(アメリカ動物虐待防止協会※後述)が調査したデータです。アメリカの場合ペットシェルターは民間によって運営されていて、監視する機関ないことにより、正確な数字がわからないそうです。よって、以下の数字は推測を含みます。

  • 全米で約1.8億匹がペットとして飼われている
  • 毎年約7~8百万匹がシェルターに入り、犬と猫でその90%以上を占める
  • そのうち約2.7百万匹が安楽死により処分される
  • ほぼ同数の約2.7百万匹が新しい飼い主によって引き取られる
  • 649,000匹は迷子になって保護されシェルターにやってくる、その大半は犬
  • 犬は35%が引き取られ、31%は安楽死 残りはその他の方法で処分される
  • 猫は37%が引き取られ、41%は安楽死 残りはその他の方法で処分される
  • 迷い犬が飼い主に帰る確率は26%、猫は5%以下

参考:Pet Statistics | ASPCA(英語)

ペットが捨てられる理由は日米ともに同じ。身勝手な飼い主。

ASCPAによると、ペットが捨てられる理由は想像から遠く離れたものではありません。

According to the American Humane Association, the most common reasons why people relinquish or give away their dogs is because their place of residence does not allow pets (29%), not enough time, divorce/death and behavior issues (10% each). The most common reasons for cats are that they were not allowed in the residence (21%) and allergies (11%).

参考:Pet Statistics | ASPCA

つまり、こういうことです。

(犬の場合)
転居先の規定やその変更で飼えなくなった:29%
世話をする時間がなくなった:10%
離婚や死去により世話主がいなくなった:10%
しつけ、言うこと聞かない:10%

(猫の場合)
住居の規定→21%

その他の理由として、アレルギー:11%

が加わります

 

死去を除いた、これらの理由は全く納得できません。家族なら、一緒に住める家を探すべきで、動物はインテリアではありません。アレルギーは蓄積によって、後からなった理由を除いて事前に調べましょう。言うことを聞かないから、あなたは子供や兄弟を捨てるのでしょうか。(これは人間間でもあり得ますね)

これは、アメリカのデータですが、日本も数字に差異はありつつも、概ねその理由や傾向は変わりません。神奈川県動物愛護協会が調べたところによると、その理由は以下のようなものです。

参考:ペットの殺処分問題|動物愛護情報|公益財団法人 神奈川県動物愛護協会

「引っ越すから」「子供がアレルギーだったから」「(飼い主が)年をとって面倒をみれなくなったから」「ペット不可の住宅で大家に見つかったから」「リストラにあったから」

※こちらのサイトでは、『自治体が殺処分を行わざるを得ない法的根拠』が説明されています。こちらは言及しませんがとても参考になりました。 

収容数、殺処分を激減させた神奈川県の取り組み

神奈川県は環境省の平成27年のデータによると、殺処分数がほぼゼロ(計102頭)になっています。その取り組みの内容を一部引用させて頂きます。

 

(以下、引用、重要部分を抜粋)

引取り手を探すボランティアを県外からも受け入れている

犬や猫の“譲渡会”など、ボランティアの活動を県が積極的に広報

“一緒に問題を解決していく”

“引き取り手数料の増額”を行っている。これまで1匹あたり2000円だったが、2013年から4000円と、倍に増額。飼い主への抑止力とした。

“情報共有”。犬や猫を探している飼い主のために、飼い主がわからない犬や猫の情報を警察の落とし物検索システムや隣の自治体などとも共有

参考:「殺処分」ゼロを目指して 様々な取り組み|日テレNEWS24

 

 

新しく都知事に就任した、小池知事も殺処分ゼロを発表しています。東京は、元々殺処分数が多くはなく、十分に実現可能です。犬17匹、猫377匹で、全体で394匹の殺処分が平成27年に行われました。※同じく環境省平成27年データより

アメリカでは無認可シェルターによる事件 動物を劣悪な環境から救出 

前述の通りアメリカには民営のシェルターが約13,600箇所あるそうです。しかし、これらを監視している国家的な機関はなく、昨年も無認可のシェルターにより事件が起きています。

米ノースカロライナ州レイフォードにある民間動物保護施設(シェルター)の経営者2人が動物虐待や規制薬物所持の容疑で逮捕・訴追された事件があり、不潔な環境に置かれていたこの施設の犬や猫、馬などの動物約700匹がこのほど救出された。

 引用:米民間動物シェルターで飼育放棄、犬や猫など約700匹を保護 | ロイター

 

検索してみたところ、その施設のコンディションがわかる写真が見つかりましたので、お借りします。救出したのは前述のASCPAとボランティア団体です。

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PHOTOS: Scenes from inside The Haven-Friends for Life shelter | Local News | fayobserver.com

レギュレーションを規定し得る団体はどこか RSPCA(英国動物虐待防止協会)の紹介

アメリカでも課題になっているレギュレーションや認可の問題について、調べてみました。そして、歴史、規模ともにレギュレーションやガイドラインを規定し得るのは、イギリスのRSPCA(英国動物虐待防止協会)だとわかりました。

RSCPAは1824年にロンドンで設立されました。設立者はリチャード・マーティンら22名で構成されるグループです。この団体は、世界で最初の動物福祉を目的にした慈善団体だそうです。1840年にヴィクトリア女王の認可がおり現在のRSPCAとなった。RSCPAは世界の80の国で400の団体に助言や支援を行なっています。日本では関西のアニマルレフュージ大阪がRSCPAの認定を受けています。

 

アメリカには既に登場したASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)がその役割を担っている。こちらもRSCPAから派生しています。設立は1866年で、2013年までは、司法警察権を行使して被疑者を逮捕する権限も有していたそうです。現在は、NYPD(ニューヨーク市警)に引き継いでいます。他にも、北アイルランドのアルスター動物虐待防止協会、スコットランド動物虐待防止王立協会 (スコットランドSPCAまたはSSPCA)、オーストラリア動物虐待防止王立協会、ニュージーランド動物虐待防止王立協会(RNZSPCA)、アメリカ動物虐待防止協会などがのちに設立されました。

参考:ウィキペディア他複数のソースより筆者編集

RSPCAの方針 シェルター運営のガイドライン、それを支える理念

RSCPAの指名や慈善事業としての社会的地位はウィキペディアによると、以下のように記述されています。

RSPCAの使命と慈善事業としての社会的地位

・ペット動物の福祉
-すべてのペット動物が適切に取り扱われ、適した環境で暮らしていること
-すべての動物虐待をなくすこと
-世界中でペット動物の生活基準をあげること
-ペット動物の過剰生産をなくすこと

・家畜へのキャンペーン
-農場で飼われているすべての家畜の生活基準をあげること
-家畜の登録を推進すること
-消費者に食肉、卵、酪農食品を購入する際に動物福祉をきちんと考慮している生産者を見極めるよう働きかけること
-動物食品の情報提供のラベルを管理することにより消費者に動物福祉をきちんと考慮している生産者を見極めるよう働きかけること
-英国から生きたままの家畜を食肉のために輸出することを禁止すること

・野生動物の福祉
-野生動物をサーカスで使用することを禁止すること
-スポーツの目的で野生動物を狩りしたり殺したりすることを許さない社会作りを目指すこと
-動物に芸をさせる場合はガイドラインに沿った方法を用いること
-海外からの動物をペットとして不適切な環境で飼うことを禁止すること
象牙の貿易を阻止すること

・実験動物への取り組み
-実験のために動物を使用することへの必要性と正当性を問いただすこと
-実験により動物が苦しむようなことがないようにすること
-世界中で実験のために飼われている動物の飼育状況を改善すること
-ヨーロッパで新しい条約が設立されれば、英国内でもそれに沿って改善すること

 これらは、Earthlingsの5つのテーマにも近く、とても参考になりました。

RSPCAが規定するシェルターに関するガイドライン

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参考:動物の為のシェルターの運営とデザインについてのガイドライン(英語)

こちらのガイドラインの構成は、以下のようになっております。すべては読んでおりませんが、セクションのタイトルと内容を和訳しますので、興味がある方はご覧になってください。特にセクション1の内容が目を引きます。その内容は『安易なシェルターの開設は解決策にならないことがあるばかりか、経済的な負担が大きく、運営の継続ができないなどの未来のリスクを抱える』という警鐘になっています。長い歴史がある団体だからこその内容だと感じました。

 

SECTION 1: IS OPENING AN ANIMAL SHELTER THE RIGHT OPTION?

セクション1:シェルターの設立は正しい選択か?

SECTION 2: ESTABLISHING SHELTER POLICIES 

セクション2:シェルターのポリシー(譲渡・去勢・安楽死)

SECTION 3: DESIGNING THE SHELTER

セクション3:シェルターのデザイン(財務・リッチ・レイアウト)

SECTION 4: ESTABLISHING SHELTER ROUTINES

セクション4:シェルターのルーティーン(オペレーションに関して) 

SECTION 5: STAFF ISSUES

セクション5:シェルターのスタッフ(スタッフの安全管理や健康維持)

 

CHECKLIST FOR PLANNING AN ANIMAL SHELTER

動物の為のシェルター設立計画におけるチェックリスト

RSPCAが規定する動物と人間が共有する欲求と保証すべき5つの動物の自由

こちらは、ガイドラインのイントロダクションに書かれていた内容です。ガイドラインの内容を支える内容になっていますので、紹介させてください。全部和訳は避け、タイトルのみにさせて頂きました。要望があれば別途依頼ください。

ANIMALS’ NEEDS(動物の欲求)

All animals must carry out basic life processes and therefore have
basic needs. Humans and non-human animals share these basic
needs, which can be grouped into five areas:

意訳:すべての動物と動物は以下の5つの基本的な欲求を共有する

1. Physiological(生理的な) needs – e.g. food and water, appropriate
temperature/humidity, air and light conditions etc.

2. Social(社会的な) needs – preference for living in solitude, in pair
bonds or in a group.

3. Psychological needs(心理的な) – appropriate stimulation and
activity to prevent boredom.

4. Environmental(環境的な) needs – suitable home, space and territory.

5. Behavioural (行動的な)needs – e.g. hibernation, nest building, burrowing.

 

THE FIVE FREEDOMS(保証すべき5つの自由)

・FREEDOM FROM HUNGER AND THIRST(空腹と渇きからの自由)
By providing ready access to fresh water and a balanced diet that
maintains health and vigour.


・FREEDOM FROM PAIN, INJURY AND DISEASE(傷みとケガと病気からの自由)
By prevention or rapid diagnosis and treatment.

 

・FREEDOM FROM FEAR AND DISTRESS(恐怖と苦悩からの自由)
By ensuring conditions and treatment which avoid
mental suffering.

 

・FREEDOM FROM DISCOMFORT(不快感からの自由)
By providing an appropriate environment including shelter and a
comfortable resting and sleeping area.

 

・FREEDOM TO EXPRESS NORMAL BEHAVIOUR(通常の行動の自由)
By providing sufficient space, proper facilities and appropriate
company of the animals’ own kind.

 

本日は以上です。調査開始段階では全くの無知でしたが、多くの事を学ぶことができました。このブログの目指す役割は「伝える」です。この内容が知る意志がある方のお役に立てれば幸いです。差し支えなければ是非、周りの方にご紹介願えればと思います。

 

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